夕方6時の
吸い込んだ空気に
少しだけ
あの夕日の光が混ざっている
光を掴むように
光を滲ませるように
光を溶かすように
街をあたたかく
包み込んでいくそれは
苦しくもなく
ぎゅっと強く
いだいてくれて
おぼろげになっていく
昼と夜の間に
ゆっくりと
溶け出していく
指でなぞった光のなかで
今日の疲れが愛しさとなり
今日の出来事が思い出になり
雲にそって
光を投げかけるその奥で
山の間に沈んでいく
ひとつのまあるさが
明日の希望を詠じている
2022.06.29.
夕日が綺麗だったので
しょう(キリスト教福音宣教会)
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